環境エナジータウン直方の提案
イ 直方市で特に外貨を稼いでいるのは製造業という前提は正しいか ⅰ 大塚市長が言う「外貨を稼ぐ」に関して、地域経済は、下記に引用していますように、地域外を主な市場とする域外市場産業と地域内を主な市場とする域内市場産業に分けて説明することが一般…
2 製造業を含む産業を強化して域内経済循環をしっかりしたものにしたいという狙いは社会経済的見地からの根拠を有する合理的な考えか 大塚市長は、「本市の産業連関分析からしますと、特に外貨を稼いでいるのは、やはり製造業であり、本市の産業の特徴でも…
1 産業を活力あるものにして稼ぐ力を磨くことにより市民所得を向上させるという狙いは社会経済的見地から見たとき、根拠ある合理的な考えか (1) 所得の向上というと、私たち団塊の世代なら、岸信介の後を継いで首相になった池田勇人が所得倍増計画を提唱した…
大塚市長の3つ目の基本政策は『産業に活力を』です。最終目標―基本政策―施策の政策体系として示しますと、“直方に元気を取り戻したい”―『産業に活力を』― 直方市の市民所得を向上させるため産業を活力あるものとして稼ぐ力を磨く、となっています。 この政…
前回、大塚市長が提唱している、「直方に元気を取り戻したい」―『人に夢を』―「人権が尊重される社会および自己実現が可能な地域社会の実現」―ジェンダー平等の社会、女性の力が十分発揮できるような環境整備、自己実現がどのような年代においても可能な地域…
基本政策その2 『人に夢を』を実施する施策 (Program) は、「子どもたちからお年寄りまで、障がいのある人もない人もそれぞれの人権が尊重され自立して生きられる地域社会、自己実現が可能となるような地域社会」実現に尽力するというものです。 これらが日…
(前回からの続きです) イ. 「『まちを豊かに』-立地環境を生かしたまちづくり」は「基本政策―施策 (Program)」の上下ないし包摂の関係にあるものとして体系的に適切か(体系性) 基本政策である『まちを豊かに』は、最終目標である「直方市に元気を取り戻した…
前回、「直方市に元気を取り戻したい」という目標と、それを政策として一段前に進めるはずの『まちを豊かに』『人に夢を』『産業に活力を』の三つは、「まちを豊かに』や『人に夢を』は目標と同じレベルか、より上位に位置づけられる可能性があるなどの理由…
前回、「直方市に元気を取り戻したい」という目標と、それを政策として一段前に進めるために掲げられている『まちを豊かに』『人に夢を』『産業に活力を』の三つが、政策過程における体系としてスムーズに頭に入ってこないと述べました。しかし、抽象論を重…
大塚市長の所信表明や抱負が公表されていますので、公共政策を進めるときの定石を踏まえ、検討を加えコメントしています。大塚市長が所信表明や抱負で明らかにしている未来につながる元気な直方を創りたいという最終目標に強く共鳴していますので、コメント…
1. 目標は素晴らしいの一言に尽きます。また、『このまちに生まれて良かった、住んで良かった、住み続けたいと云われるまちを、市民と共に創っていきたい』は『直方市に元気を取り戻したい』と表現は異なっていますが、同じ一人の人間の中にある『直方を愛す…
前回、大塚市長の所信表明や抱負が公共政策を進めるときの定石に従っていることを積極的に評価する旨述べた。それはもちろん、所信表明や抱負を発言する方法というかスタイルを積極的に評価しているというのであって、発言内容について賛成とか反対している…
関東から神戸の自宅に引き上げる作業などに手間取り、それを8月初めに完了してしばらくぶりに直方市のホームページに入り、大塚市長の所信表明に接した。また、「市長の部屋」も訪問し、「直方市に元気を取り戻したい」との抱負も読ませていただいた。4月…
現代の公共政策が最優先して考えなければならないものは持続性です。「持続可能な成長・発展」(sustainable development,SD)が代表例ですが、現在では普遍的に確信されています。そして、地域のなかにある内発的な成長・発展の種と持続性の間には深いつなが…
少し間が空きましたが、引き続き、大塚新市長と新しい市議会の議員さんにお願いしたいことを連載していきます。これまでは、財政状況の動向を踏まえること、そして、「未来」を「人口」に結びつけて描く視点が必要であることを指摘してきました。これらは、…
現在、市は、年齢別、男女別、大字別(行政区別)に人口統計を公表しています。この統計数字はもちろん重要ですが、加えて、そうした数字の変化が何を意味しているか、転入・転出のいずれについても、住民が直方に住んでみたいと思う魅力、逆に、直方から出…
ロ. 人口減少と少子高齢化により生じる影響を認識する 直方市の歳入源としては、市民税、固定資産税、および地方交付税交付金が3大歳入源で、歳入全体の9割近くを占めています。したがって、働いて納税している現役世代が減少すると、住民税収入も必ず大き…
ハ. 人口減少の詳しい状況と原因を踏まえ、知恵を出し合って人口減少対策のあり方を考えよう❣ 人口減少と少子高齢化が直方市にとって致命的な結果さえ招きかねないことを認識した後は、少しでもその深刻な影響を回避できる方策を考えなければなりません(自治…
さて、直方市の人口減少・少子高齢化と将来に向けた公共政策を考えようとするときに確認しておかなければならないことは、次の3つです。 イ. 直方市の人口減少と少子高齢化は将来どのようなものになるか、 ロ.この人口減少と少子高齢化によりどんな影響が出…
今日から4回、直方市における人口減少と少子高齢化傾向と45年後2065年の直方市人口推計を踏まえ、「未来を人口に結びつけて」構想する視点から「人口、経済、地域社会の将来像(ビジョン)」を描くこと、その将来像(ビジョン)に向け、人口、経済、地域社会…
新聞報道によると、当選した大塚氏は壬生氏の市政を検証して「見直すべきは見直す」「(壬生氏は)ことごとく事業や政策にストップをかけた。お金はないが、道路などの基盤整備は着実にやっていく」と述べています。希望ある直方の将来像の中で位置づけられ…
直方市総合計画や人口統計など、市のHPで公表されている資料は、私が見た範囲の印象ですが、当たり障りのない教科書的な定式文書という感じです。直方市に関する問題を取り扱っているのですから、他人事ではない自分の問題として、また、各行政分野を担当す…
なかなか将来を見通すことができない現代ですが、直方の未来について責任ある態度で語ろうとするとき、少子高齢化による将来の人口減少と高齢者人口割合の増加、不安な財政状況は是非とも押さえておかなければいけない重要課題です。この重要課題の大枠の中…
壬生氏が敗れ、大塚氏が新しい市長に当選した。今朝(4月22日)、布団の中でそれを知り、正直「良かった」と思った。しかし、新しい市長に交代するだけでふるさと直方フォーラムがかねてから提案していることが実現されるわけではない。そこで、大塚新市長と新…
今日は阪神大震災から24年です。あの日の5時46分だったのですが、夜明け前の5時半頃から私はマンション3階のベランダで大阪湾から明石海峡を見渡しながら歯磨きと屈伸運動を終わり、部屋に戻ろうとしていました。そのときでした。西南の方角からガサガ…
先日(1月7日)、古賀茂明「アベノミクス終焉 野党は『天使の成長戦略』を示せ」 2019/01/07を紹介しました。 ふるさと直方フォーラムが発表している「オール直方の力を結集し、子どもや孫たちが夢と誇りの持てる直方を創ろう!」(初出2018.9.19 改訂2018.…
[説明] 子どもや孫たちが夢と誇りの持てる直方を創るために、市民、各種団体、事業者など多くの分野から関心と意欲のある市民が結集し協働する場として、オール直方委員会を設けましょう。 オール直方委員会では、市長が委員長、市長室が事務局を務め、市会…
今回は私の高校生時代、鞍手高校に通ってきていた同級生が住んでいた街を含む人口の増減等を一つにまとめた、表題の「2010年から2040年の間の直方市など市町別、および20〜39歳女性の人口増減(率)」を紹介したい。「はてな」の横幅に制限があるので…
上の図は日本経済新聞がネットで提供している「人口減少地図」において示されている直方市の2040年マップ(人口減少地図:日本経済新聞)だ。今日はこの図を紹介することから始めたい。 なぜ、人口の増減等に関する正確なデータを知る必要があるのか!? 直…