ふるさとの地方創生を願う者にとって、とても心惹かれる記事に出会ったので、それを紹介したい。
記事では、京セラの創業者である稲盛和夫さん(2022年死去、享年90)が、『生き方 人間として一番大切なこと』(稲盛和夫さんの著書の書名でもあるそ)として、
『つねに前向きで建設的であること。感謝の心をもち、みんなといっしょに歩もうという協調性を有していること』『物事をなすのは、自ら燃え上がり、さらに、そのエネルギーを周囲にも分け与えられる人間なのです』『才能や手柄を私有、独占することなく、それを人様や社会のために使う』と述べていることを紹介している。
また、レッドソックスが来年度に向け獲得に動くと報じられている同僚の右腕投手フラーティが、大谷、ベッツ、フリーマンのMVP受賞経験者3人を「彼らには全くエゴがない」と評したことも紹介している。
記事を執筆した人は、闇バイトの押し込み強盗をする若い犯罪者に特に訴えたいようであるが、私的には、前向きで建設的であること。感謝の心と協調性。自ら燃え上がるエネルギー。エゴがなく手柄を独り占めせず人様や社会のために使う、などが特に心に響く。
稲盛和夫さんについては、同志社ラグビー、神戸製鋼、そして日本代表として活躍した林敏之さんが、稲盛さんから大きな薫陶を受けたと話されるのを直接聞いたことがある。そして、今回、この記事を読むと、大谷翔平投手も7年前(というと、23歳の頃か)の日本ハム時代、同書を愛読書に挙げていたらしく、随分驚かされた。
私からすると、稲盛和夫さん、林敏之さん、そして大谷翔平の御三方とも偉大な人であるが、上記青色や赤色の太字にしたような人生観、人間観、哲学的信念を共通してもっていることに深い感銘を受ける。 (了)