ふるさと直方フォーラム

《目標スローガン》 “人とモノとカネが往来し、循環する直方と筑豊を創ろう‼”  ふるさと直方と筑豊の再生に取組む主体をふるさと直方を愛するみんなで創ろう❣

内発的外部交流型持続的発展モデルの提唱 “地域のなかに未来へとつながる種を見出そう! 外部とも交流し、みんなが参加して持続性ある発展モデルを築いていこう!” 2019.6.24

 少し間が空きましたが、引き続き、大塚新市長と新しい市議会の議員さんにお願いしたいことを連載していきます。これまでは、財政状況の動向を踏まえること、そして、「未来」を「人口」に結びつけて描く視点が必要であることを指摘してきました。これらは、これからの直方のまちづくりを進めるとき、避けて通ることのできない前提条件に関するものでした。今日からは、目指すべきまちづくりの明確な将来像(ビジョン)を提案したいと思います。

 直方市の目標は「誰もが輝き、笑顔つながるまち」です。この目標は素晴らしいのですが、これはあくまで最終到達目標のイメージです。今日から1ヶ月ほどの間にお話したいのは、最終到達目標をどうやって実現するかの具体的な施策や方法に関することです。

 そうした施策や方法を簡潔に言い表すと、地域のなかに未来へとつながる種を見出そう! 外部とも交流し、みんなが参加して持続性ある発展モデルを築いていこう!です。これを内発的外部交流型持続的発展モデルと呼ぶことにします。もちろん、これは前回(第8回)紹介しました、政府・内閣府の未来委員会が公表している「未来への選択」を参考にしたものです。「未来への選択」は次のように述べていました。

  「従来の地域活性化ではない、新しいコンセプトで取組を推進することが重要である。地域のなかに成長・発展の種を見出して、内発的で持続性があり、外部と交流し、外部の良さを取り込みながら発展していくモデルの構築が目指されるべきである。若者、女性が活躍でき、子どもを産み育てやすく、壮年層や高齢世代の理解や協力があって、外部の新しい視点も取り入れながら、地域の活力を生み出していく。」

 

 ふるさと直方フォーラムはこれまでも様々な具体的提案を行ってきていますが、それらに共通する理念は上記「未来への選択」とほとんど同じです。そこで次回からは、これまでふるさと直方フォーラムが行ってきた具体的提案を今日に至る状況変化も踏まえ修正補足等するとともに、内発的外部交流型持続的発展モデルの3つの構成要素、つまり、

 「①地域のなかに成長・発展の種を見出し内発的で」

 「②外部と交流し外部の良さを取り込みながら発展していく」、

 「③持続性がある」

に分けて説明ししたいと思います。これにより、当フォーラムの具体的提案の理由と視点がいっそう明らかにできますし、最終的には、「若者、女性が活躍でき、子どもを産み育てやすく、壮年層や高齢世代の理解や協力があって、外部の新しい視点も取り入れながら、地域の活力」が生み出されていく直方をみんなが参加して創ることができると信じるものです。