ふるさと直方フォーラム

《目標スローガン》 “人とモノとカネが往来し、循環する直方と筑豊を創ろう‼”  ふるさと直方と筑豊の再生に取組む主体をふるさと直方を愛するみんなで創ろう❣

直方道の駅の一画にあったらいい図書館・読書空間 2021.3.30

今日は私の現在の住居から車で30分くらいの所に3月24日(水)オープンした「神戸市立名谷図書館」(神戸市須磨区)を紹介します。住所は須磨区ですが、市中心部の三宮から地下鉄で20分ほど、郊外の住宅地です。

 

ネットにアップされているラジオ関西の記事は次のように紹介しています。私が注目している箇所をピックアップすると以下の緑色字のようです。

入口には丸太を集めたスペースがあり、座ることも可能で、あたたかみのある空間が迎えてくれる。館内も本棚や椅子など全体的に木を多用。壁もガラス張りで開放感がある場所となっている。まるでカフェのようなおしゃれな空間が、多くの本との出会いを一層後押ししてくれそうだ。・・・

 名谷図書館の大きな見どころの一つは、学生や大人が静かに読書できる空間と、親子で使える「おはなしの部屋」など子どもと一緒に過ごせる場所が対面に設けられ、それぞれが落ち着いて楽しめるようになっていることだ。「寝ころびスペース」など、親子にやさしい場所も数多く備えられている。・・・

飲食可能の新聞コーナーや、予約制のグループ学習室など、本を読む以外にも便利な空間が設けられている。

 

これまで私は仕事柄の事情もあり、機会があれば各地の図書館を見学していますが、いろんな意味で最高に素晴らしいという印象があるのは富山市立図書館(http://www.library.toyama.toyama.jp/)だと思います。木材がふんだんに使われていて、図書館として大事な落ち着きを感じさせてくれますが、書棚と階段を含めた空間の取り方は、全体がアート作品の雰囲気もあります。ネットで「富山市立図書館」を検索すると写真や動画でたくさん紹介されていますが、なかなか実物の迫力というか良さは分からないくらい立派です。

 

あわただしく、たくさんのプレッシャーのある世の中ですが、富山市立図書館の一番の特徴は、この空間にいるときは、いろんな出来事を感情的にならずに、落ち着いた雰囲気の中で静かに考え直すことができそうなところでしょうか。そんな雰囲気の中で、友人や知人とも静かに意見交換できそうです。

 

ところで直方道の駅の一画にあったらいいなと考えている図書館は、富山市立図書館のような高級感があって、たくさんの蔵書がある図書館ではありません。むしろ、蔵書の豊富さなどを売りにするのではなく、名谷図書館の大きな見どころの一つとされている、学生や大人が静かに読書できる空間と、親子で使える「おはなしの部屋」など子どもと一緒に過ごせる場所が対面に設けられるなどして、それぞれが落ち着いて楽しめるようになっていることを参考にしたいと思うのです。

 

ですから、例えば、最近めっきり減ってきた紙ベースの日刊新聞ですとか、週刊現代週刊文春などの週刊誌、世界やエコノミストといった月刊誌、また直木賞とか芥川賞を受賞するなどして最近評判になっている小説など、大人向きの書籍があるコーナーと、小学校にあがる前の幼児向き絵本とか、せいぜい小中学生の間に読んでほしい伝記物の書籍などのあるコーナーがあったらと思うのです。

 

そうして、図書館を訪れた大人は、できれば窓の外に福智山や遠賀川の風景を眺めながら、新聞や書籍を手に取って読み、直方と日本と世界、そして自然についてそれぞれの理解を得ることができるでしょうし、友人や知人とも交流できるでしょうそんな読書空間が、直方道の駅の一画にあったらいいなと、ふるさと直方フォーラムは願っています。