ふるさと直方フォーラム

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さいたま市が「道の駅」の基本計画(素案)をまとめ、パブリックコメントを募集中 2021.3.4

 さいたま市「道の駅」の基本計画(素案)をまとめ、パブリックコメントを募集しています。また、それを報じる記事を見かけました。

 私たちフォーラムがかねてから提案しているものより、かなり的を絞ったもののようですが、構想し、計画を立てて、実行に移す具体例として大変参考になるので、紹介します。

パブリックコメントの募集では、以下(紫色の字)のように、「道の駅」基本計画の意義を説明しています。人口減少・超高齢社会の到来を不可避の課題と捉え、市の未来を見据えて、市の優位性を活かしたまちづくり・地方創生を達成したいという問題意識にはまったく同感です。なお、上記パブリックコメントの募集では、「道の駅」基本計画(素案)へのリンクもあるので、詳しい内容はそちらをご覧ください。

 「道の駅」は、人口減少・超高齢社会の到来という喫緊の課題に対し、本市の未来を見据えた新たな事業展開として、本市の優位性を活かした効果的なまちづくり・地方創生を成し遂げられる可能性が高い施設と考えられます。
また、本市が地域と地域をつなぎ、民間の活力を引き出すハブ拠点として、地域経済の持続的発展・活性化を担う「道の駅」を整備する意義は高いものであると考えております。

 

 また、さいたま市「道の駅」の基本計画(素案)に対するパブリックコメント募集を分かりやすく報じる記事があるのでそれを以下に一部紹介しておきます。詳しくは記事を直接ご覧ください。

 以下、記事からの引用です。ただし、太字、色付けは比山がしています。

 道の駅のコンセプトは「SAITAMA Hub」です。さいたま市ならではの強みを生かし、地域・文化・人がつながり、交わることで、新しい価値を生み出すハブ拠点を創出することを目標としています。コンセプトを具現化するために、以下の3つを含む5つの機能が示されています。

    • SAITAMA Innovation Hub 「環境・スポーツ」ハブ
    • 市が力を入れている「環境・スポーツ」をキーワードに、国内外から広く観光客を呼び込む体感型PR拠点
    • Global Communication Hub 「グローバル交流」ハブ
    • 市を訪れる人と地域の人との交流の中で、多様な文化を学べる交流拠点
    • SAITAMA City Hub さいたま「農業・地域振興」ハブ
    • さいたま市食肉市場の食肉や、市の農業にスポットを当て、「さいたま市ブランド」の構築やPRを促進する地域振興拠点

  基本計画(素案)では、道の駅の整備費や収支の見通しが示されています。また、事業の進め方として、民間活力の導入が検討されていることも大変、興味深いかと思います。

 道の駅の整備費は、用地取得を含めて約61億円の見込み。収支の見通しは、施設利用者を年間約100万人、客単価を約1600円とし、運営事業者の利益を差し引いた後の市への納付想定額で年間約6200万円以上の黒字と見込んでいる

 整備には民間活力の導入を検討。市が法令手続き・用地取得、造成設計・工事を行い、PFI方式などによって事業を実施する民間事業者が建築設計・建設工事、維持管理、運営を行う想定。公設民営とした場合のスケジュールは、2024年から事業者を選定を始め、2028年から2029年にかけて道の駅の開設を想定している。
 施設屋内には、休憩施設としてトイレとベビーコーナー、地域連携施設として物販施設・アンテナショップをメーンに、情報発信・休憩施設、飲食施設、キッズスペース、多目的交流スペースなどを導入する。屋外には、385台分の駐車場と、屋根付きイベントスペースを設ける。                                                         以上