4 個々の環境エナジーについて一般市民目線からの政策選択メモ
(1) リチウムイオン電池
イ 車載用リチウム電池 (①,②、③、④、⑤)
ロ 家庭などに固定して利用する固定式リチウムイオン電池 (⑥,⑦)
ハ 大規模蓄電システム
㈠ 国内最大規模109万個のリチウムイオン電池による蓄電池施設 (⑧)
㈡ 関西電力の堺太陽光発電所(2011年9月営業運転開始) (⑨)
㈢ 電力会社以外による“太陽光発電所+大容量蓄電池”の組み合わせ (⑩、⑫)
㈣ 太陽光発電など再生可能エネルギーからの接続申込を回答保留する理由(⑪)
㈤ 海外(ハワイ・アメリカ本土・英国・ドイツ)でも“太陽光発電所+大容量蓄電池”の導入が本格化 (⑬)
ニ 車載用or大規模蓄電システム ? 限りなく広がるリチウムイオン電池の用途 (⑬-2)
ホ まとめと考察 (⑭、⑮~最終回は⑳前後を予定)
以下の記事は、車載用リチウム電池(2020.5.9付け⑤)の最後に掲載するつもりだったのですが、不注意にも見落としていました。
「車載用or大規模蓄電システム ? 」のタイトルからして位置付けに迷っていることがまる分かりですが、掲載が遅れたことでもありますし、車載用や大規模蓄電システムからは切り離し、「まとめと考察」の前に独立させて置くことにしました。
したがいまして、リチウムイオン電池に関する目次は上記のようになります。また、最後は「ホ まとめと考察」と改めています。
ニ 車載用or大規模蓄電システム ? 限りなく広がっいるリチウムイオン電池の用途 2020.8.22
今日紹介する二つの記事はたしか、ネットで「車載式リチウムイオン電池」を検索しているときにヒットしたものです。紹介する理由は、リチウムイオン電池の用途は門外漢の私などが知っているよりはるかに広いこと、したがつて、需要は将来限りなく広がっていく可能性があると確認することです。
ただし、以下で紹介する二つの例は、小型モバイル向けでないことは確かですが、「車載用」と「大規模蓄電システム」のいずれに分類すべきか、または、独立して位置付けるのが適切か、迷っています。
1⃣ 国内初の完全バッテリー推進船、GSユアサのリチウム電池を採用
記事を要約すると、次のようです(2019年6月12日)。
GSユアサは12日、同社製の産業用リチウムイオン電池が、大島造船所(長崎県西海市)が同日運航を始めた国内初の完全バッテリー推進船の動力源に採用されたと発表した。
同船「e―Oshima=写真」は全長35メートル、総トン数340トン。最大50人乗りで、大型バス1台と乗用車4台を同時に積載可能。蓄電池のみを動力源とするため、航行中・停泊中とも二酸化炭素(CO2)を排出しない。
同船のバッテリー推進システムで約600キロワット時の大容量リチウムイオン電池が主電源装置として使われる。同電池は航行用の動力源以外に、通信や航海、無線機器、照明、空調などにも電力を供給する。
2⃣ リチウムイオン電池搭載 新型潜水艦が入港 広島 呉基地 NHK、2020年4月7日
記事を要約すると、次のようです。
リチウムイオン電池を搭載することで、水中での航行時間を延ばした海上自衛隊の最新型の潜水艦「おうりゅう」が母港となる広島県の呉基地に入港した。全長84メートルで、およそ660億円をかけて先月完成。
従来の海上自衛隊の潜水艦はディーゼルエンジンで発電した電気を蓄電池にためて動かしていたが、「おうりゅう」は初めて高性能のリチウムイオン電池を搭載し、それにより長時間、水中での航行が可能になった。
このほか、航空機の燃料用(電動飛行機)に大形リチウムイオン電池を利用する実証実験やテスト飛行等が10年ほど前から実施されているようです。あと、10年もしないうちに「電動飛行機の商用運航開始!」のニュースが報じられるかもしれませんネ。