ふるさと直方フォーラム

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環境エナジータウン直方を全国100カ所予定の「脱炭素先行地域」に! 6⃣-03-④-6 取組の進捗管理の実施方針及び体制 2022. 4.13

  (引き続き、文字の黒色は比山、青色はガイドブック等の文章であることを示しています。ただし、太字は青色を含め比山が重視しているなどを表わしています) 

6⃣-03-④6 取組の進捗管理の実施方針及び体制

  これについては下記のとおりの簡潔な記述です(ガイドブック21頁)。

 【確認事項】 事業の進捗管理の実施方針が示され、かつ、進捗管理の体制が示されていること

   【評価事項】 アクションプランの策定や外部有識者を含めた体制構築など複層的な進捗管理・評価体制となっていること

 

  [比山のコメント]

 外部有識者の参加は、専門的見地からの意見を導入できる利点はありますが、他面、脱炭素先行地域に関する外部有識者とはどのような人であれば期待される専門性を有しているとされるのか不明確です。それに、外部有識者の参加に対して手当を支払わなければならない負担が生じるのはもちろんですが、一般に認識されている経験からすると、外部有識者は本業で多忙なことなどもあって往々にして他人事として課題に向かい合い、選任し委任する側が用意した案にお墨付きを与えるだけで終わる弊害が見受けられてきたことも否定できない事実です。

 そこで、地域が有する再エネポテンシャルを分散型電源として確立することの意義を地域に居住する人々が共有することによってこそ、再エネ設備を最大限に導入することができ、脱炭素先行地域を遂行して地域社会の活性化も実現できるとの確信から、外部有識者の参加に代替するものを考えたいと思います。

 そうしますと、導入を検討する再エネ設備に関する複数の企業から相見積もりと説明を得ることで再エネ設備に関する専門知識をある程度、得ることができます。また、地域の人々との関係で、活動母体の組織と運営を常にオープンにしておくことが何よりだと思います。

 具体的には、導入(を検討)している再エネ設備を含めて、活動状況についての透明性を確保するとともに、外部からの意見やメッセージが常に活動母体に届くようにし、それに対する活動母体の見解や対応を定期的に公表する体制を整えておくことが考えられます。

 これは[05 取組状況のフォローアップ等]の[① 進捗管理・計画最終年度の取組評価]や[② 取組状況のフォローアップ]とかなり重なってきます。つまり、毎年度、取組の進捗状況の報告を受ける環境省評価委員会、取組状況を随時フォローアップする地方環境事務所と関係省庁の地方支分部局等が行った助言や評価を含めて定期的に公表することが、外部有識者の参加に代替する適切なツールになると思います。 

 外部有識者の参加については以上を担当する環境省に要望したいと思います。

 ( 6⃣-03-④-7に続く)