ウォーキングとサイクリングを「いい運動になるのはどっち?」「ダイエットに向いているのはどっち?」「長期的な効果があるのはどっち?」の3つの観点で比較する記事を見かけました。科学的な調査をした根拠も示されていて、それなりに信頼できそうなので紹介します。
「いい運動になるのはどっち?」という点については、
定期的にウォーキングをすると血圧・安静時心拍数・体脂肪率・肥満度・コレステロール値・うつ病に関するメンタルヘルスのスコアが改善するなど、幅広いメリットが得られることが分かっている、「屋内でのサイクリングと低カロリーの食事を組み合わせると、体重と体脂肪の両方を減少させる効果がある」ことが判明した。
「ダイエットに向いているのはどっち?」という点については、
ウォーキングの場合、坂道など歩く地形を変えることでより多くのカロリーを消費することができる、「屋内でのサイクリングと低カロリーの食事を組み合わせると、体重と体脂肪の両方を減少させる効果がある」ことが判明したほか、血液中の脂肪であるコレステロール値やトリグリセリド(中性脂肪)値が改善したことも確認された。ウォーキングとサイクリングのどちらもダイエットに向いているが、どちらかと言えばサイクリングの方がより効果的。
「長期的な効果があるのはどっち?」という点については、
定期的にウォーキングをすると血圧・安静時心拍数・体脂肪率・肥満度・コレステロール値・うつ病に関するメンタルヘルスのスコアが改善するなど、幅広いメリットが得られる、自転車での通勤により心血管疾患やがんを含む全般的な病死のリスクが41%減少することが確かめられ、つまり、ウォーキングとサイクリングの両方に長期的な健康上のメリットが認められた。
サッと読んだ限りでは、どちらも心と身体の健康にいいように思われますが、記事の結論としては一応、「ウォーキングやサイクリングの効果は、トレーニングの頻度や食生活など個人ごとに違う要素によって左右されるが、運動の負荷や消費カロリー、ダイエット効果や自然死リスクの低減といった観点から評価すると、サイクリングに軍配が上がる」と結論づけています。
ところで、ウォーキングとサイクリングのどちらがいいかからは話がそれますが、この記事を読んでいるうちに、ふるさと直方フォーラムが以前から提案していたことを思い出しました。
それは、直方のまちづくりという点からは、病者への事後ケア施設である病院や介護施設の整備よりも、病者にならない予防策、みんなが健康に生活をエンジョイできる環境を整備することにもっと力を入れるという提案です。
※ 「プール、スタジオ、トレーニング施設をはじめ、河川敷サッカー場や野球場のあるスポーツ施設を開設し、みんなが健康で、明るく、楽しく過ごせる舞台を創ろう!」(2016.3.23)
そして、ついさっき前ですが、11月21日(日曜日) 遠賀川河川敷で、 スカイランタンのイベントが企画されていると知りました。アウトドアであそぼ♪の一環のようです。
「各地がスポーツで地域創生に取り組む場合、・・・地域特有の産業や歴史、健康づくりと絡めれば、スポーツツーリズムとしての魅力が増すことでしょう。どんな地域においても、スポーツツーリズムで地域振興につなげる可能性はある」ことが提唱されています(日本スポーツツーリズム推進機構の中山哲郎事務局長の提案、参照「スポーツを生かした地域活性化・まちづくり」の提案(本フォーラム、2019.1.28))。
遠賀川でのサイクリングやウォーキングなどのアウトドア活動が、「スポーツで地方に人を集める仕組み」つくりとして結実することを祈ってやみません。