ふるさと直方フォーラム

《目標スローガン》 “人とモノとカネが往来し、循環する直方と筑豊を創ろう‼”  ふるさと直方と筑豊の再生に取組む主体をふるさと直方を愛するみんなで創ろう❣

インテッテクス大阪で開催されたスマートエネルギーWeekに参加しました 2021.11.27

 11月17日(水)~19日(金)、インテッテクス大阪で開催されたスマートエネルギーWeekに参加しました。

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11月17日(水)~19日(金)、インテッテクス大阪で開催されたスマートエネルギーWeek

 一日平均4つのセミナーに出席し、8人の方の講演を聞き、別に展示会場内で開催されている講演も2つほど聴かせてもらったので、一日当たり平均10人の方の話を聴けました。一流企業の方の講演が多く、利用されているパワポ文書も完成度の高いものでした(ただし、資料配布はなく、撮影・録音は禁止されています)。また、展示会場内の個別ブースにも3日間で計15か所くらい立ち寄り、以前から持っていた疑問や不明点などを尋ね、説明してもらえました。

 ものすごく勉強になりました。大学教員のときに参加していた学会は、公法学会などは2日間で開催されていましたが一日だけで終わるものが多かったですし、素朴な印象としては、学会参加時の3倍近い勉強になったという気がしています。そのうえ、一定の手続きを踏めば、無料ですべての講演等を聴けますから、リタイアしたシニアにとってはありがたいに尽きます。

 講演や展示などの内容については、日本の経済社会において「スマートエネルギー」が、この1年、2年の間に随分と具体的に前に進んでいるとの印象を受けました。

環境エナジータウン直方”を実現する施策やプロジェクト提案します! 」のタイトルで連載予定の下記目次を参照していただきたいのですが、目次にあげている各項目について、以前はそれらの概念(図)や構想ないし見通しを示すような話が多かったように思います。

 ※ 環境エナジータウン直方”を実現する施策やプロジェクト提案します!」の連載予定目次

  1 太陽光発電システムと蓄電池をセットで設備する

     1 住宅・市内事業所とPPAモデルの採用

     2 「促進地域」を推進する市役所

     3 地域新電力と地産地消型VPP事業」のスタート

        ・アグリゲーターの登場、・低圧VPPプラットフォームの導入を経由するVPPの確立

  2 環境エナジータウンの関連事業

   1 環境価値を重視するRE100企業の進出誘致

   2 太陽光発電パネルやバッテリーメーカーの進出誘致

   3 市内事業所による太陽光パネルや蓄電池のリユース(含む充電サービス)・リサイクル・廃棄物処理などへの取組みや事業転換の誘導

  3⃣ 水素自動車と水素ガス社会の到来を見据えた施策の展開

 

 それが、今回は、脱炭素社会の実現とかRE100を目指す活動の一環としての具体的な取り組みといった話のほかに、たとえば、コーポレートPPAだの、アグリゲーターやVPPといった事業、また、太陽光パネルや蓄電池のリユース・リサイクルに関する具体的な取り組み状況に関する話が多かったように思います。

 つまり、スマートエネルギーに関する取り組みは、研究と開発、実証事業、広報宣伝、メーカーによる生産、そして商品の販売といった展開と進行をすると思いますが、現時点は、おおむね研究・開発と実証事業の段階を終え、広報宣伝から生産と販売の第2コーナーにすでに入っている印象を受けました。

 そして、多くの方の講演や展示と説明、さらに3日間で1万人前後の人がスマートエネルギーWeekに参加していたかと思いますが、そうした方たちの真剣さと熱気に接していますと、脱炭素社会の形成という命題の下に、グローバルな競争環境の中で皆さんが奮闘していると実感します。

 これまで、太陽光発電や蓄電池、あるいは燃料電池などに関する技術面の研究開発が先行してきました。もちろんこれからも技術研究の改善は続いていくでしょうが、これからは技術面の研究開発の成果を活かすべく、同時に、PPA、アグリゲーターやVPP、そして、太陽光パネルや蓄電池のリユース・リサイクルなどの事業分野で、グローバルな競争と営業販売活動、あるいは自治体のまちづくりに活かす工夫と努力の環を広げ、深めていかなければいけないと思います。ふるさと直方フォーラムもその環の中に加わって頑張ります。