ふるさと直方フォーラム

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育児中の女性世代とシニア世代の就労機会創造の切り札“ウーバーサービス”を導入しよう!! (2) 2019.1.28

  • 《ウーバーの特長》

米国の東海岸、中西部、そして西海岸の12都市でUberの配車アプリを利用した体験的特長は次のとおりです。

① 流しのタクシーが走っていないような郊外の地域でも、配車アプリで目的地(施設名でもいい)を入力すると、利用者がいる場所まで5分前後で到達するウーバー配車の候補が提示されます。

米国では、この時点で候補車の車種(米国ではホンダ・アコードトヨタ・カムリ、ベンツ、BMWなどが多かった印象です)、車のプレートナンバーや色、運転手の現在地と名前・顔写真なども分かります。

 

②利用者が候補車の中から選択すると、GPS(人工衛星を利用した位置情報計測システム)を利用していて利用者がいる場所までピンポイントで迎えに来てくれます。

 

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写真左 2018年10月の夜10時過ぎ、ロスアンゼルス空港に着き、画面左上、赤地に白でC‘マークでスマホでウーバー配車している。
写真右 5分ほどすると、ウーバー配車が到着し、私が車に近づいている。車種、車のナンバー、運転席フロントガラスの下端にウーバー配車であることを示す黄色のマークが見える。

ホテルの玄関などは明快であり出会いに手間取ることはありませんが、交通が錯綜する交差点なんかだとお互いを見つけにくくて少し手間取ることがないわけではありません。しかし、配車されるウーバーの車種、プレートナンバーや色などが分かっていますから迷うことは実際はほとんどありません。それに利用客が待っている場所までのドライバーの走行状況や到着見込み時間を配車アプリの画面と地図で確認できますから、これが結構、爽快です。

 

③目的地までの運賃を事前に確定させてから発注できます。したがって、不要な回り道をされているのではなどと心配する必要はありません。そして、利用料金は配車アプリで登録済のクレジットカード口座から引き落とす形で支払われるので、降車時に現金で支払ったり、おつりを受け取って精算する必要がありません。

特に外国人にとっては、4,5種類ある硬貨を手際よく見分けることは思いのほか難しいので、現金で精算する必要がないというのはとても快適です。

さらに、米国で支払いをするときに避けることができない面倒なチップも、目的地に着いて車を降りた後支払うようになっています。つまり、次にウーバーを利用しようとアプリを開いたとき、「前回利用のサービスはどうでしたか?」「満足したならチップを払いますか?」「1ドルor2ドルor5ドル?」と尋ねられ、それから自由に決めて支払いをすることができるようになっています。

 

④乗車前にすでに目的地を入力して伝えていますから、乗車時に改めて目的地を告げる必要はありません。もちろん、乗車したときに「目的地は○○だよね?」程度の確認をしたり、されたりすることは普通にありますが。

 

⑤精算のために現金の受け渡しが不要であり、したがつて、車内にはつり銭を含め大きな現金を携帯していないことは周知ですから、現金を狙ったタクシー強盗を心配する必要はぐんと少なくなります。

ただし、サンディエゴで夜10時過ぎに市内から郊外のホテルまで利用したときのドライバーは30歳くらいの女性でしたが、テーザー銃(taser gun、非致死性武器であるスタンガンの一種。銃の形をしていて引き金を引くと針が発射される。)を携帯していると話していました。これは現金を狙った強盗というよりわいせつ犯を警戒してのようでした。

 

⑥運転手も客もお互いが登録されている者同士であるという安心感があるし、乗車前に他の利用者からの評価を見たうえで運送契約をスタートできます。ドライバーも、その利用者に対する他のドライバーからの評価を見ることができるそうです。

 

⑦安価でありタクシー料金の1/2から1/3前後で済みます。特に、アメリカでは私が留学していた2000年頃に比べホテルやモーテル、ファスト・フードやレストランの価格が1.5~2倍近くに上昇していると感じられるなか、唯一、ウーバーだけがタクシー料金よりはるかに安く、いつも割安感を強く感じました。

 

⑧過去の乗車履歴情報(アプリの地図上で示される乗車経路、乗車した車の車種とナンバー、ドライバーの顔写真と名前、料金など)を約30件、自分のスマホでいつでも確認できます。

したがつて、車内に忘れ物をしたときなどもドライバーに直接電話して連絡できます。なお、以上の情報は、アプリでは私の場合すべて日本語で表示されています。

 

以上がUber配車アプリを利用した私の体験的特長です。

経験したことを少し詳しく紹介しますと、一昨年2017年の9月、米国バージニア州アレクサンドリアの宿泊していたホテルで、中国系のフロント従業員から私のスマホでウーバーのアプリを利用できるようにしてもらい、初めてウーバーを利用できたときの感動を忘れることができません。

それまでは特に郊外から宿泊している市街地のホテルに戻るときなど、足の便が心配でなかなか自由に行動できなかったのですが、初めてウーバーを利用したとき、それはアレクサンドリア郊外にあるNPOの事務所を訪問した帰りのことでした。(この記事の最下部に写真を貼り付けていますのでご覧ください。)
郊外であり付近にタクシーは走っていません。しかし、スマホで配車手配すると5分ほどで、普段はスーパーで働いているという25歳くらいの女性ドライバーが明るい声と笑顔で郊外のNPO事務所まで迎えに来てくれました。少しオーバーですが、そのとき、あたかも背中に羽が生えたかのような、これからはどこへでも自由に行けるぞといった解放感を強く感じたのです。

なお、米国では、東海岸の大都市、NY、ボストンや首都のワシントンDCでは簡単に流しのタクシーを見つけて利用できますが、中西部以西では郊外だけでなく市街地でも流しのタクシーは走っていないようです。一昨年の場合、西海岸カリフォルニア・バークレーの中心部で日曜日の昼間、それにロスアンジェルスの中心にあるユニオンステーション駅を降りたときのことです。

日本の大都市だと当然に見かける流しのタクシーや客待ちタクシーを1台も見かけることができませんでした。ビバリーヒルズやアレクサンドリアでは、午後の人通りの多い時間帯でしたが、人に尋ねたりして30分近く探し回ってようやく客待ちタクシーを2,3台見つけることができた程度です。

 

そして、料金がタクシーと比べてはるかに廉価であることに加え、ドライバーの送迎回数は1000回以上であるとか、車内会話に定評があるなどの情報があらかじめ提供されていますから、利用者として受ける安心・安全な印象はかなり強いのです。

実際、お互いの出身地・国(タクシーにしろ、ウーバーにしろ米国で働くドライバーは中南米、アフリカ、イランやベトナムなどのアジア諸国、ロシアや東欧諸国など実にさまざまです)やこれから向かう目的地についての観光情報などを気軽に話してくれます。

 

過去の乗車履歴情報についてですと、2018年10月18日時点で私のスマホを開いてウーバー利用履歴を見ますと、その1年前米国から日本に帰国した2017年9月18日以降今日までの利用履歴情報、たとえば、帰国当日まで宿泊していた首都ワシントンDC郊外のホテルからダラス空港まで、帰国便に乗るために利用したときの乗車経路の地図、料金は41.89ドル、ホンダのアコードで車両№が2CX・・・、ドライバーの名前と顔写真などを確認できます。                 

 

以上です。育児中の女性世代やシニア世代の就労機会創造の切り札として、このウーバーサービス”を直方市筑豊地区に導入することに賛成する声を皆さんも直方市と国・国交省に届けてくれませんか。

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初めてウーバー配車を利用したアレキサンドリア郊外にあるNPOの玄関前で。このNPOは“aging in place(老後を住み慣れた街で暮らす)”を支援している。