ふるさと直方フォーラム

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電気自動車(EV)の車載用リチウム電池とその周辺機器に対する新しい需要を考える⑴ 環境エナジー直方の政策選択メモ② 2020.4.29

4 個々の環境エナジーについて一般人目線で政策選択に役立てたいメモ

 (1) リチウムイオン電池 (以上、前回)

 

イ 車載用リチウム電池

 車載用リチウム電池の代表はもちろん、動力源にリチウムイオン電池を使用している電気自動車(EV)です。そこで、EVの今後の動向を素人なりに占ってみることにします。

 もちろん、どのメーカーのEVがよく売れそうかといった関心からではなく、EV売れ行きの動向がリチウムイオン電池や周辺機器に対する需要に大きな影響を及ぼすからです。もっとハッキリ言うなら、「これからEVが増えていくなら、リチウムイオン電池はもちろんだが、他に周辺機器を含めてどんな新しい需要が生まれるか」を考える問題意識ということです。図1を参照しながら考えたいと思います。

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図1  EVの基本的な仕組み   国立環境研究所HP「環境展望台」・電気自動車(EV)

  なお、私のマイカーは2年前からプリウスプラグイン・ハイブリッド(PHV)です。PHVもリチウムイオン電池を使用していますが、動力源に占めるリチウムイオン電池の比重の大きさという点で、ここではEVに焦点をあてて検討することにします。

 以下の順序と構成ですが、長い検討になっていますので目次として示しておきます。

 明日以降、数回続きます。

 

一 EVの成長性を左右する主な要因とその検討

 ⅰ 走行距離(航続距離)、充電時間の長さや高価格

 ⅱ 欧米や中国におけるCO2排出規制

二 リチウムイオン電池を使用する電気自動車(EV)の見通し

 ⅰ ジュネーブ国際自動車ショーや東京モーターショーにおける展示が予感させるEV時代の到来

 ⅱ 政府が示しているEV普及の現状と2030年度の目標