ふるさと直方フォーラム

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2019直方市長選: 総括壬生市政 第2回 政策前提要因として直方市人口ビジョンと将来の財政状況に留意できていない


ここでは、施政方針なり施策を具体的に決定するさい、常に前提としなければならない制約要素について述べます。

それは人口減少とそれに伴う財政力の縮小という問題です。壬生氏だけでなくすべての立候補予定者に共通してお願いしたいのですが、施政方針なり施策を具体的に決定するさいには、直方市の人口ビジョンと将来の財政状況との関係に十分留意し、決定する施政方針なり施策等には人口ビジョンと将来の財政状況についてどのように考えているかを明記することを求めたいと思います。


直方市まち・ひと・しごと創生総合戦略では人口減少問題を最初に取り上げていますが、国に倣って2040年までの人口減少しか予測していません。率直に言って、これでは迫りくる事実を認識して対応策を準備しなければいけないという危機意識が弱いと感じます。参照してください。

1. 人口の増減等に関する正確なデータを知ろう!

1-⑵ 2010年から2040年の間の直方市など市町別および20〜39歳女性の人口増減(率) - ふるさと直方フォーラム


 イ 市が公表している直方人口ビジョンなどによると、現時点で公表されている直方市の人口は57,686人ですが、2040年の人口は42,784人と推計されています。そして、20~39才の女性が赤ちゃんを産むとして、直方市のその数は現在約5,500人ですが20年後の20~39才の女性の数、つまり今現在0~19才の女性は約4,800人です。

また、ここ数年市内の出生数は年約500人ですが、20年後2040年の出生数は年約300人と推計されています。直方市への人口流入が始まるとか、特に赤ちゃんを産むことができる若い世代の女性が直方に転入してくるといった、人口に関する減少傾向が増加に転じる要素は今のところ見当たりません。現時点では予測できない変化がない限り、年約300人の出生数は2040年以降も減少を続け、早晩、直方市の人口は4万人を割り、私たち団塊の世代が100歳になる2050年には3万5千人を割ると推測されます。


 ロ 不確かなことばかりの未来ですが、直方市の人口が以上の推計とおりになる蓋然性は極めて高いと思われます。したがって、これからの政策方針を定め、具体的な施策を検討するさいには、30年後は直方市の人口が現在の半分近くまで減少することを否が応でも大前提として将来像を描いていかなければなりません。(続く)