ふるさと直方フォーラム

《目標スローガン》 “人とモノとカネが往来し、循環する直方と筑豊を創ろう‼”  ふるさと直方と筑豊の再生に取組む主体をふるさと直方を愛するみんなで創ろう❣

ゆたかな噴水型社会か虹色のシャワー型社会

以下、本文中のアンダーラインは消したいのだが、消せていません。アンダーラインはないものと無視してください。

 

 持続可能な社会を目指すことは、持続可能な開発(Sustainable Development, SD)を謳った1992年国連地球サミットにおける「環境と開発に関するリオ宣言」以来、今や環境のみならず、政府の社会保障やそれに関連する税や財政の分野でも、基本的で中心的な考え方になっている。

 

 ところで、地球環境アースディの頃に毎年開催されている国立環境研究所の公開シンポジウム2017「私たちの安心・安全な環境づくりとは-持続可能性とその課題-」に申し込もうとして、今日久しぶりにそのHPに入ったのだが、そこで非常に興味深い「質問」に出くわした。

 

それは「日本が持続可能な社会に向かって発展しているかを複数の指標でモニタリング」するというものだが、そのとき持続可能な日本の社会像を以下の2つ提示し、それぞれの社会への進捗状況を客観的なデータに基づき示すという手法を用いている。皆さんは2つのうち、どちらの持続可能な日本の社会像に賛成ですか?

 

私は、持続可能な社会の視点から今日の進行状況を正しく認識し、それをまちづくりや地方再生の施策提案に活かしていきたいと思っていますが、皆さんも是非一度、ビジットしてください。

http://www.nies.go.jp/social/japansdi/index.html

 

ゆたかな噴水型社会 f:id:FurusatoDosouForum2015:20170510215737p:plain

「ゆたかな噴水型社会」とは、日本のあらゆる資本、すなわち自然資本、経済資本、社会資本、個人資本を効率的に用いて、高い経済成長につなげていく社会です。高い生産性の結果、人々が利用できる経済フローの総量が増えます。増加した経済フローは、これ自身が経済的豊かさを生み出していることを示しますが、それだけでなく、他の目標(環境、社会、個人)の達成度も高めるのがこの社会です。

「ゆたかな噴水型社会」に至るポイントは、①資本が効率的に利用されること、②高い経済成長に確実に至ること、③達成された高い経済成長が、必ず、経済分野以外の目標達成を推進し、資本の保全に有効にあてられることの3つです。以下には、このような社会への発展状況を計測する指標のうち、日本国内で時系列データがそろっているものを優先して選定したヘッドライン指標(主要指標)を示します。指標の動向などが色で示されていますので、日本の現状をご覧ください。

データ更新日:2016年1月1日
 
虹色のシャワー型社会 f:id:FurusatoDosouForum2015:20170510220329p:plain 

 

「虹色のシャワー型社会」では、高い経済成長を維持して資本ストック増大に回すのではなく、ソーシャルネットワークなどの人々の相互支援で成長を補うことを重視します。健全な形で蓄積された各種の資本は、社会の構成主体(人間のみならず、環境や動植物などすべての構成主体を含める)に公平に分かち合われ、それぞれに有効に活用されることで多様な目標実現を可能にします。

「虹色のシャワー型社会」に至るポイントは、①達成状態の多様性が尊重されること、②それらの達成に向け、多様な資本の維持が(経済的目標達成よりも)優先されること、③存在する健全な資本が、必ず、社会のすべての構成主体に公平に分かち合われ、多様に活用されることの3つです。以下には、このような社会への発展状況を計測する指標のうち、日本国内で時系列データがそろっているものを優先して選定したヘッドライン指標(主要指標)を示します。指標の動向などが色で示されていますので、日本の現状をご覧ください。