住民監査請求と住民訴訟が大きなきっかけとなり、生駒市といこま市民パワーの取り組みは加速したようです。 住民監査請求を提起した方がその方のHPに書いておられますが、「政策目的といいながら「地産再生可能エネルギー」が全体の4%にも満たない」ことを…
⑴ 2018(平成30)年11月、生駒市が市内公共施設で使用する電力調達について、生駒市市民が、一般競争入札を行わずに生駒市が51%出資する地域電力会社「いこま市民パワー」(社長・小紫雅史生駒市長)と随意契約する方法で電気を購入したことは、同時期に一…
いこま市民パワーの活動状況と成果を確認します。そして、実際の活動状況と成果を確認すると同時に、克服しなければならない課題を指摘します。 1⃣ 電力の調達と電源の割合 ⑴ 電力の調達 いこま市民パワーの電力調達は、大きく分けて二つ、生駒市内の太陽光…
ハ 事例3-6 いこま市民パワー株式会社 設立2017年7月、電気供給開始2017年12月。奈良県生駒市、人口117,259人(2023年9月1日現在) 以下の目次1~3は、今から1年半くらい前の2022年秋頃、「地域新電力事例集」(環境省大臣官房環境計画課地域循環共生圏推進室…
私は、小学生のころ、兄に無理矢理、自宅近く新町の須賀神社の祭りで開催された子ども相撲大会に出され、それでも5人抜き勝ちして褒美をもらったことがあります。 5年位前だったでしょうか、テレビの番組で、須賀神社に世界最古の隕石が落下したと話してい…
国立社会保障・人口問題研究所が、2050年までの「地域別将来推計人口」を公表しました。 それによると、2050年に日本の総人口は20年比2146万人減の1億468万人となるそうです。東京への一極集中がさらに進み、東京都を除く46道府県で20年の…
6 Coco テラスたがわの「今後のビジョン」 Coco テラスたがわは、「今後のビジョン」として、「環境、エネルギー、産業、福祉、観光、災害対応など田川市が抱える様々な課題をワンストップで解決できるオンリーワン企業を目指す」と述べています(中川・地域…
5 Cocoテラスたがわの出資者と経営責任者 Cocoテラスたがわの最高責任者である社長職にパシフィックパワー(株)の幹部が社長に就任していること、そして他にもう一人、当時の田川市建設経済部長も(共同)社長に就任しています。以下では、Coco テラスたがわが…
4 Cocoテラスたがわの活動状況と成果 再生可能エネルギーに着目して地産地消を実現することは、脱炭素社会を形成し、エネルギーの安全保障にも資するだけでなく、経済の地域内循環を生みだし持続する地域社会を創る確実な一歩になると言われています。この…
ロ 事例2‐4 Cocoテラスたがわ株式会社 「地域新電力事例集」で紹介されているCocoテラスたがわの【ポイント】と「事業目的・ビジョン」は次のとおりです。 【ポイント】 「地域内資金循環を促進するほか、地域産業の振興を図っている」 「事業目的・ビジョ…
なんとなく、嬉しく暖かくなるニュースを見ました。 飯塚市の庄内中学校の校庭にある、高さ20メートルのメタセコイアの木に、生徒や市民がイルミネーションを飾りつけ、点灯式が行われたという話です。 学校のフェンスには生徒たちが紙などで作ったランタン…
初めに「地域新電力事例集」(2021年3月。以下「事例集」としています) と次の①~④の文献を参照して検討します(すべてWEBでタイトル検索して閲覧できます)。 ①加藤 伸一・日経BP総研クリーンテックラボ「福岡県みやま市、挑戦的な地域新電力に見る『理想と現…
先日、クローズアップ現代「電気代の不安▼住宅用太陽光パネルで“創エネ”暮らしどうなる」([総合] 2023年10月04日)を見てくださいと述べました。その後、NHKのHPに番組内容のフルテキストが公表されています。 NHKの人気番組だけあって、写真と図をふん…
ⅰ 以前、2で、「PPA企業と連携し、市民の取組みにより環境エナジータウンを目指すムードを高めます。そして、市役所や農協など公的機関の賛同を得て太陽光発電システムを、市内の公共施設、小中学校、体育館、駐車場、ため池、耕作放棄地を含む農地に設…
1分間のトライアル視聴が可能です。番組をすべて見るには、ログインしてください。 見逃し 10月4日 午後7:30-午後7:57 放送 トライアル視聴 クローズアップ現代 電気代の不安▼住宅用太陽光パネルで“創エネ”暮らしどうなる 10/4(水) 午後7:30-午後7:57 https:…
ⅰ 家庭や事業所に設置された太陽光発電で発電した電気を売り買いする「地域新電力」として活動し、電気の地産地消を実現したいと述べましたが、電気の売り買いという活動を行うには、電気を物理的に管理制御する能力が必要です。パンなどの有形の商品であれ…
ⅰ「地域新電力」を設立する最大の狙いは、電気の地産地消を実現し、住民が支払う電気料金が地域内で循環する経済の地域循環に貢献することです。 前にみやま町における電気の地産地消に関する図を示しましたが(2⑷、2023.8.13)、ここではもう一つ、60年以…
⑴ 市民への参加呼びかけ、市民や事業所とPPA企業との仲介に適切な組織の選択 ⅰ 太陽光発電システムを設置する当事者は、さしあたり市民や事業所などです。このとき、ふるさと直方フォーラムは市民に取り組みへの参加を呼びかけるとともに、市民や事業所など…
3 筑豊炭田として官営八幡製鉄所と殖産興業時代を支えてきた伝統を共有する田川、飯塚、中間、宮若、福智町など筑豊地域の市民と市町村当局に呼びかけて電気の自給自足と地産地消を実現する。その成果として発生する余剰電力を八幡の日本製鉄に届けるプロジ…
2 引き続きPPA企業と連携し、市民の取組みにより環境エナジータウンを目指すムードを高めます。そして、市役所、商工会議所、農協など公的機関の賛同を得て上記1を展開した後、太陽光発電システムを市内の公共施設、小中学校、体育館、駐車場、ため池、…
一 太陽光発電システム(可能なかぎり蓄電池とセットで設置する。以下、同じ) 1 PPA企業と連携し、“環境エナジータウン直方”の創造に賛同する市内の住宅や事業所に太陽光発電システムを設置する。 直方にも太陽の光は降り注いでいます。私たちがその気になり…
初めに 基本的立場ーー“環境エナジータウン直方”着想の原点確認 「ふるさと直方同窓フォーラム」は2014年3月の発足以来、「未来志向でふるさとの直方と筑豊を再生し活性化しよう❣」を目標スローガンに掲げてきました。 「未来志向で」というのは上品な言い方…
以前、“環境エナジータウン直方を目指そう”の目標実現に向けて取り組む施策や事業プロジェクトを検討すると述べたことがあります(2021.10.10付“環境エナジータウン直方”を実現する施策やプロジェクトを提案します! )。これは、直方市全体、特に直方市役所が…
環境エナジータウン直方を実現させるた め、これまでリチウムイオン電池に始まり、 さまざまな環境エナジーの形態を勉強してきました。そして、それら環境エナジーに実際に取り組む方法として、環境省がリードしている全国100カ所予定の「脱炭素先行地域」に…
珍しいタイプと思いますが、私は深夜などに目が覚めたとき、スマホでNHK・World・Japanを見聞きしています。どのプログラムを見ようか聴こうかと思ってウロウロしているとき、「長崎街道」(約27分)に気づきました。サイクリングで長崎街道を走るものらし…
自治体や企業の間で、太陽光発電パネルの処理やリサイクル体制を整える動きがあることを教えてくれる注目すべき記事を見かけました。 パネルの回収やリサイクルなどの事業者が、廃棄パネルや保管場所などの情報を「廃棄太陽光パネルスマート回収システム」と…
ふるさと直方フォーラムが目下、最大の目標に掲げている「脱炭素先行地域」として、11月1日、ことし4月に続いて2回目の選定地域が発表され、17道府県の20か所が選ばれています。参照ください。 「脱炭素先行地域」 全国20の地域が新たに選ばれる 2022年11月1…
NHKのHPで見かけた「国内最大規模の自転車の大会「サイクリングしまなみ」ニュース」です。 遠賀川河川敷のサイクリングは毎月、活発に行われていて頼もしい限りですが、遠賀川でつながる自治体などが連携し、地域合同のイベントをリレー式に開催するなど…
先日、たまたま見かけたNHKの地域ニュースです。 河川敷を活用した街づくりの話です。遠賀川では、サイクリング、ランタン祭り、チューリップ祭りなど、すでに先駆的に取り組んでおられますが、参考になるかと思い、紹介します。 ストップ“転出超過” 加古…
「EV充電ステーションの未来はこうなる…退屈な停留所ではなく、目的地に」(Business Insider、Feb. 09, 2022。ただし、2022.5.29)というタイトルの興味引く記事をWEBで見かけました。 記事によりますと、電気自動車の充電の未来像を探る国際デザインコンペが…